SMR方式のHDDをNASに入れたら全部壊れた話

こんにちは。(暑くて)眠れない夜を過ごすおきんです。

興味本位でNASに入れてガリガリ使っていたSMR方式のHDDが3本一斉に故障しました。3本同型番同ロットなので近い時期に壊れる可能性はありましたが同日で数分おきに壊れたのである種の引きの強さを感じます。原理から言ってRAID環境ではCMR方式のHDDの数倍の速度で寿命を迎えますが、3年は保つと踏んでいたところ大体2年と10ヶ月で故障しました。

NASから取り出して状態を確認していきます。

1本はディスク上のパーティションは完全に読めなくなっています。(ディスクA)

パーティション情報が壊れていないものもあります。(ディスクB)

3本目はそもそも認識されませんでした。(ディスクC)

CrystalDiskInfoでの表示も確認します。

ディスクAはSMARTが生きているみたいです。

ディスクBは時間を掛けてもSMARTは読み取れませんでした。

ディスクBも読み取れていました。ディスクAと似たり寄ったりです。

25000時間はそれなりに使っている方ですが、毎日8時間利用で6、7年しか保たない計算になります。RAIDでなくても細かいファイルを読み書きする傾向が強いOSのシステムディスクには向いていない可能性が高いです。

このことからRAIDを組んだSMR方式のHDDは予想よりも早逝することが経験できたので、もしNASに(間違えて、気にせず)SMR方式のHDDを入れている方はこうならないように気をつけましょう。